コラム

第50回宝塚記念(GⅠ)
ファン投票2位ディープスカイ、3位ドリームジャーニーが出走予定の今年の宝塚記念。
好メンバーが顔を揃え、上半期総決算のレースにふさわしいハイレベルな戦いが堪能できそうだ。
アルナスライン
日経賞快勝の勢いを駆って出走した春の天皇賞。マイネルキッツの大駆けにビッグタイトル獲得こそならなかったが、
長距離での地力の高さをあらためて感じさせた。
宝塚記念は昨年⑩着に敗れているが、道悪馬場と敗因ははっきり。3歳春以降は中距離戦での連対がないものの、
現在の充実振りなら十分に対応可能だろう。
カンパニー
前走の安田記念は思い切った末脚勝負。結果④着止まりだったが、直線半ばでは“はまったか”と思わせる場面を演出してレースを盛り上げた。
8歳になっても末脚の威力には衰えはないが、今回の課題は実績のない2200mの距離。
勝負所までスタミナを温存しての末脚勝負で大駆けを狙う。
サクラメガワンダー
休み明けの金鯱賞を1番人気に応えて快勝。決して小回り向きの小器用なタイプではないが、
ひとクラス上の強さを感じさせる素晴らしい勝ちっぷりだった。
他の有力馬が今春すでにGⅠを使っているのに対し、この馬は金鯱賞を使ってピークの状態で宝塚記念を狙うローテーション。相手は強力だが、
上がり目の多さはなによりのアドバンテージとなる。6歳春の初戴冠なるか。
スクリーンヒーロー
この春の誤算は重馬場の阪神大賞典。ひと叩きで調子を上げて盾獲りに向かうはずが、
道悪の3000m戦での消耗が予想以上に尾を引く形となった。
天皇賞後は放牧に出されてリフレッシュ。帰厩後は坂路で乗り込まれて順調に調子を上げている。
父グラスワンダーも圧勝しているこの宝塚記念の舞台で、JC優勝馬の底力をそろそろ発揮して欲しいものだ。
ディープスカイ
春の目標を産経大阪杯⇒安田記念⇒宝塚記念と決め、3連勝を狙うもここまで連続②着という思わぬ結果。ここは絶対に負けられないレースだが、
その前に再び難敵ウオッカが立ちはだかる。
ただ、前走は宝塚記念を意識した馬体の作りで14キロ増と過去最大の馬体重。今度は目一杯の仕上げで雪辱を期す。ウオッカは強いが、
前走からの上がり目ではこちらに分がある。どんな戦いを見せてくれるのか楽しみだ。
ドリームジャーニー
距離不向きと見られた春の天皇賞で0秒3差③着に大健闘。長距離線で折り合い切れる脚を使えたことで、この馬の可能性は大きく広がった。
小柄な馬だが、レースを使った後の回復も早くなっており、非凡な素質に古馬らしい逞しさが加わってきた印象。阪神芝は重賞3勝の好相性、
産経大阪杯ではディープスカイを差し切った。コースを味方に3歳戦以来のGⅠタイトルを狙う。
マイネルキッツ
勝負所で鞍上の手綱が激しく動き、おっつけながらも直線ではしぶとく脚を伸ばす。レース振りにそんな印象があるこの馬が、
前走の天皇賞では楽な手応えのまま好位に進出。12番人気の低評価を覆す激走で天皇賞馬の称号を手に入れた。
一線級に入ると決め手では見劣るが、どんな流れになっても簡単にバテないのがこの馬の魅力。中間は短期放牧に出され3日に帰厩、
ひと追いごとに調子を上げている。ここでも消耗戦になれば怖い存在だ。
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