コラム

第24回根岸ステークス(GⅢ)

今週から東京競馬が開幕。日曜日には2010年最初のGⅠ・
フェブラリーSの前哨戦となる根岸Sが行われる。ここをステップにGⅠまで駆け上がる馬が現れるか。
グロリアスノア
昨春はユニコーンS②着、ジャパンダートダービー④着など3歳の一線級で活躍。前々走のレパードSは不利を受けて⑨着に敗れるも、
前走のエニフSでは初めての古馬との対戦ながら直線鋭い脚を見せて快勝した。
その後武蔵野Sへ向けて調整していたものの、「1週前の追い切りで異変があった」(矢作師)とのことで放牧に出され年内休養。
帰厩後は今年初戦のこのレースへ向け順調に調整を消化している。ハイレベルの現4歳世代の一角として好レースを期待したい。
ケイアイテンジン
ダートでデビューから2連勝。その後は芝のレースやダートの中距離戦に出走し精彩を欠いていたが、
昨秋短距離にシフトしてからは順調に勝ち星を重ね、前走のギャラクシーSではオープンの常連たちを相手に堂々の逃げ切り勝ちを収めた。
東京の1400mは2戦2勝と得意とする舞台。昨秋唯一崩れたのが1600m戦だっただけに、
この馬はフェブラリーSうんぬんよりここが勝負の鞍だろう。豊富なスピードを武器に重賞初制覇を狙う。
サマーウインド
デビューが3歳の8月と遅く、JRAでは初勝利を挙げることができず道営競馬へ転出。そこで2連勝を果たして中央へ再転入すると、
条件クラスでは力が違うとばかりに3連勝。道営時代も含めて現在5連勝中である。
前々走はレコード、前走もこの時期としてはなかなかの好タイムでともに②着に5馬身差をつける圧勝だったが、
3走前の1400m戦は②着にわずか4分の3馬身差。今回の1ハロンの距離延長が大きな課題となるが、
逆にそれさえ克服できれば重賞のここでもスピードは十分に通用するだけに、レースぶりには注目が集まる。
スーニ
ハイレベルの4歳勢の筆頭格。3歳馬として初となるJBCスプリント制覇は、
相手に恵まれた面もあったが賞賛すべき結果であることは間違いない。
前走のジャパンCダートは普段と違って中団からのレースとなったことも敗因に挙げられるだろうが、
やはりこの馬に1800mは長かったのだろう。距離が長くても同世代の馬には能力でカバーできたが、古馬の一線級相手では分が悪かった。
東京は1300mで当時のレコードタイムを樹立した相性の良いコース。適距離ならば巻き返せるはずだ。
ダイワディライト
デビューから14戦全てで1番人気に推され、連を外したのはわずか2戦。そのうちの1戦が前走のジャニュアリーSだったが、
当時は12キロの馬体減の影響もあってか行きっぷりが今ひとつ。4コーナーでは大外に振られロスの大きい競馬でもあった。
連対記録が途切れた直後のレースで、しかも1ハロンの距離延長。対戦相手も強化されこれまで以上に課題は多いが、
4歳春に一度経験した1400mのレースでは鞍上が後ろを見る余裕があるほどの楽勝だった。追走で脚を使わない分逆にプラスかもしれない。
試金石の一戦だが注目。
ミリオンディスク
ハデさはないが堅実に駆ける馬。前走のカペラSは意外にも重賞初挑戦だったが、好位をロスなく進み、
直線では前が壁になりそうな場面がありながらも内をうまく付いて伸びた。村田騎手の好騎乗もあったが、
最後に見せた切れはなかなかのものだった。
東京コースはこれまで3戦して未勝利で、芝を使った2戦以外で掲示板を外した唯一のレースが今回と同じ東京1400m。
この1ハロンの距離延長が一番の課題で、一気に相手のレベルも上がり一筋縄ではいかないが、今の充実ぶりなら克服できてもおかしくない。
ワイルドワンダー
一昨年の当レースの覇者で、これまでGⅠでは②着1回③着3回。3走前となる一昨年のジャパンCダートは⑩着に敗れたものの、
着差は1秒0と大負けはしていない。今回のメンバーの中でも実績上位は衆目の一致するところだろう。
前走のカペラSはマイル前後を主戦場とするこの馬にとっては距離が短かった印象。
前々走の武蔵野Sでは11ヶ月の長期休養明けながら上がり3ハロン最速の脚で③着に好走し力のあるところを見せた。
明けて8歳になるが衰えは感じず、このレース2勝目の期待も十分だ。
1月31日
東京競馬場
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