コラム

第44回フィリーズレビュー(GⅡ)
先週のチューリップ賞に続き、今週のフィリーズレビューも桜花賞へのトライアルレースとなる。
NARグランプリホース・ラブミーチャンの芝挑戦が注目されるが、その他の馬も虎視眈々と本番への出走権を狙って参戦してくる。
カレンチャン
昨年暮れのデビュー戦はダッシュがつかず、直線で差を詰めるも②着。
2戦目はスタートも良く好位からキッチリ抜け出して順当に初勝利を収めた。前走の萌黄賞は初めての芝でのレースだったが全く問題にせず快勝。
今回は重賞挑戦で距離も1ハロン長くなる。半兄のスプリングソングはスプリンターだが、父がサクラバクシンオーからクロフネに替わり、
ある程度の距離はカバーできる配合。スピードはこのメンバーの中でも上位だけに注意したい。
ステラリード
函館2歳Sを制した後は気性面の成長に乏しく不振が続いているが、
前走の紅梅Sでも上がり3ハロンは出走メンバー中2番目のタイムを出しているように力が劣っているわけではない。
ここまでのレースを見ると1200mが一番合っているようにも思えるが、1400mの2走はいずれも勝ち馬からの差が0秒5以内。
ハマった時の脚は強烈なだけにまだ見限れない部分はある。あとはうまく折り合えるかだろう。
テイラーバートン
フェアリーS、クイーンCと立て続けに関東へ遠征したが、いずれも③着で賞金を加算できなかった。今ひとつ決め手に欠ける印象だが、
フェアリーSは不利な大外枠からのスタートで力を発揮できず、
クイーンCは現在桜花賞の最有力候補の1頭となったアプリコットフィズに敗れたもの。
それに対して今回は、多くの有力馬が前週のチューリップ賞に出走したことで抜けた馬が見当たらず、十分チャンスのある組み合わせになりそう。
戦ってきた相手を見れば、有力候補の1頭であることは間違いない。
ニシノモレッタ
札幌でのデビュー戦を制した後、オープンのききょうSでも②着。
次のかえで賞ではアーリントンCを勝ったコスモセンサーと0秒1差の接戦を演じた。
ききょうSと2勝目を挙げた前走の500万下が今回と同じ阪神1400mで、コース適性はメンバー中随一のものがある。
前々走の白菊賞(1600m)ではいつもより後ろの位置取りになったにせよ⑪着と大敗。距離にも限界がありそうで、
桜花賞よりもこの一戦に全力というタイプか。
ラブミーチャン
2歳ダートチャンピオンがいよいよ芝に挑戦する。ここまで6戦全勝。初めてのJRAでのレースをレコードのオマケ付きで制すると、
中8日で挑んだ交流重賞の兵庫ジュニアGPで重賞初制覇。距離延長が不安視された全日本2歳優駿でGⅠ制覇を飾り、前走・
笠松のゴールドジュニアでは調教替わりといった走りで圧勝した。
15年前、同じく笠松から無敗でこのレースに挑戦し、
②着に3馬身半差をつけ強烈な印象を与えたライデンリーダーと重ね合わせるファンは多いが、この馬は明らかにダート血統。
注目度はもちろん一番だが、今回は不安要素が大きいのも事実で、まずはどのような走りをするか。
ラナンキュラス
前走の阪神JFはスタートで出遅れ。その後すぐ中団に取り付け、直線でも伸びているが最後は脚いろが鈍って④着。
それでも初めての距離で不利がありながらも小差でしっかり掲示板に入っており、GⅠでも全く見劣らないことを証明して見せた。
今回は実績のある1400m。前走で先着を許した馬が出走しないのなら、
本番でのリベンジを果たすためにもここではしっかり結果を出しておきたいところだ。
ロジフェローズ
昨年11月のデビュー戦を快勝して臨んだフェアリーSではゲートで後手を踏んだことが影響して⑥着に敗れたが、
直線では大外から上がり3ハロン最速の脚を使って追い込んでくるなど素質の片鱗は見せた。
前走の春菜賞でも出遅れて後方からの競馬となったが、東京コースでもあり間をこじ開けて抜けてくる強い競馬で2勝目を飾った。
その後は栗東に入厩して調整しており、このレースへ懸ける陣営の意欲が覗える。また1頭、関東からの刺客が登場するか。
3月14日
阪神競馬場
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