コラム

第51回宝塚記念(GⅠ)
今年の宝塚記念はなかなかの好メンバーが集結した。春のGⅠを戦ってきた実力馬と、GⅡ、
GⅢで着実に力をつけてきた馬が激突し、「グランプリ」と呼ぶにふさわしいレースが期待できそうだ。
アーネストリー
牡5歳、[栗]佐々木晶三
15戦7勝
前走:2010/5/29 金鯱賞(GⅡ)①着
デビュー戦で後のオークス馬トールポピー、皐月賞馬キャプテントゥーレなどを破り初勝利を挙げてから注目を集めてきた同馬だが、
これが初めてのGⅠ挑戦となる。前走の金鯱賞は道中2番手から前を行くドリームサンデーを楽々交わし余裕のある競馬で重賞連勝。
04年にタップダンスシチーでこのレースを制した佐々木師&佐藤哲騎手のコンビが一気に頂点を狙う。
ジャガーメイル
牡6歳、[美]堀宣行
17戦6勝
前走:2010/5/2 天皇賞(春)(GⅠ)①着
暮れの香港国際競走に2年連続参戦し③④着など世界の強豪相手でも崩れない一方、どうしても勝ちきれない競馬が続いていた同馬だったが、
ウィリアムズ騎手とのコンビで迎えた前走の天皇賞(春)で上がり最速の脚を駆使し、念願の初重賞制覇をGⅠで飾った。
勢いのついた実力馬が再び豪州の名手を背にGⅠ連勝を目指す。
ドリームジャーニー
牡6歳、[栗]池江泰寿
26戦9勝
前走:2010/4/4 産経大阪杯(GⅡ)③着
今季初戦の京都記念は完全な上がりの競馬で後方一気型には厳しい流れとなり③着。
それでも上がり最速の脚を使ったように情状酌量の余地はあったが、前走の産経大阪杯は得意の阪神コースで格下のテイエムアンコールらに敗れ、
上がり3ハロンもメンバー中2番目と不満の残る内容だったことは否めない。天皇賞を脚部不安で回避するなど順調さも欠いている。
今回は正念場の一戦。
ブエナビスタ
牝4歳、[栗]松田博資
13戦7勝
前走:2010/5/16 ヴィクトリアマイル(GⅠ)①着
帰国初戦となった前走のヴィクトリアマイルは後方追走から直線の脚に賭ける作戦。
調整の難しさもあってかいつものような反応ではなかったが、それでもゴール前でキッチリ捕らえて差し切って見せた。
NHKマイルCや安田記念のような時計ではなかったものの、厳しい競馬を強いられたことは間違いなく、
今回はその反動が出ないかが大きなカギとなりそう。
フォゲッタブル
牡4歳、[栗]池江泰郎
14戦4勝
前走:2010/5/2 天皇賞(春)(GⅠ)⑥着
ステイヤーズS、ダイヤモンドSと3000mを超える重賞で2勝し、
久々に現れた生粋のステイヤーとして1番人気に推された前走の天皇賞は、この馬の不得手な上がりの競馬になってしまい⑥着に敗れ、
人気を裏切る格好となってしまった。それだけに今回は距離短縮がネックとなりそうだが、
淀みない流れでスタミナ勝負となれば巻き返しがあってもおかしくない。
レッドディザイア
牝4歳、[栗]松永幹夫
10戦4勝
前走:2010/5/16 ヴィクトリアマイル(GⅠ)④着
ブエナビスタ同様、ドバイからの帰国初戦となった前走は④着。これでブエナとの対戦成績は1勝3敗となったが、
今のこの馬にはマイルという距離はやや短かった印象。着差も僅か0秒1なら悲観することはない。
今回は距離が延びて本来の力が発揮できるはずで、3走前に世界に衝撃を与えた末脚が見られればブエナ逆転、
さらには牡馬圧倒のシーンも十分描ける。
ロジユニヴァース
牡4歳、[美]萩原清
7戦5勝
前走:2010/3/27 日経賞(GⅡ)⑥着
ダービー勝ちの後は順調さを欠き、秋は1戦もレースを使えずに昨年を終えた。
復帰初戦となった前走の日経賞は大幅馬体増に加え直線で不利を受けるなど不完全燃焼の競馬。
その後天皇賞を目標にしていたが体調が整わず回避、またも休養を余儀なくされた。今回は豪華メンバーが相手で予断を許さないが、
この馬の力でどこまでやれるか。なお、今回は安藤勝騎手との新コンビで挑む。
6月27日
阪神競馬場
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